英会話習得への道すじ

自分が英語難民になっていると思っているあなたに!

インターネットをしている親子

 

あなたは生まれながらに、実は英語を話す能力が備わっているのです。これは生まれながらに水に浮くことに通じます。ですが、実際に泳いでみないことには泳げるかどうか分かりません。英語も同じで、実際に話してみないことには話せるかどうか分かりません。

 

言いたいのは、人間は生まれながらに、言葉を話す能力が備わっていると言うことです。英語圏に生まれれば英語を、日本語圏に生まれれば日本語をどの赤ちゃんも話せるようになるのは、誰も疑わないと思います。我々は日本語圏に生まれたので日本語は話せるのは、当然ですが、英語が話せないというのは、赤ちゃんの頃に英語に触れる機会が無かっただけで、日本語圏で育っていても、赤ちゃんの時から英語に触れる機会の有る国際結婚のお子さんなどは、英語も話せます。

あなたは既に、大人になっているから話せるようにならないと思っていませんか?

確かに、子供のようには習得は出来ないかもしれません。でも、大人でも正しいやり方で英語に触れる機会を得る事が出来れば、言語能力の備わっている人間は必ず話せるようになるのです。しかも、あなたは既に学校で多くの時間、英語学習をしてきたと思います。

勇気を振り絞って、最初の一歩を踏み出さないと先へは進めません。

多くの日本の英語学習者に見受けられる傾向として、話すのはもう少し勉強してから、ボキャブラリーを増やしてから、TOEICで800点取ってから、というように、話すことを敬遠するかのように、最終目標的な位置付けにしてしまっていることです。

水泳の場合、教本を読んだり、ビデオで他人の泳ぎを見たりしていても、それだけでは泳げるかどうか疑心暗鬼です。ややもすると、泳ぐ以前に浮くこともいつの間にか忘れてしまっている人もいます。

それは、英語を話せるのに、話せないと思い込み、英語に取り組みながらも、なるべく話すことにトライしない学習者に酷似しています。

水泳も英語も、実際に泳いでみる、実際に話してみることがまず第一で、教本を読んだり、ビデオを見たりして泳ぎを研究したり、話していて分からなかった単語をその場で尋ねてチェックするなどの行動力があなたの本来持っている力を発揮するためには一番の近道であると言えます。

再度言います。学校で英語を勉強したあなたは英語を話すことができるのです。既に話せる力は備わっているのです。後はそれをどうアウトプットするかです。その過程で、今まで自覚していなかった自分との出逢いがあるかも知れません。

皆さんいち早く船出をしましょう。もう準備は出来ています。Airplane

 勇気を振り絞り、話すことにフォーカスしても、どんな方法を採れば実際に外国人とのコミュニケーションが取れる英語能力を手に入れられるでしょう。

 日本の学校では、英語の理論は教えても、英会話のトレーニングまではしてくれません。理論をいくら勉強しても英会話は話せるようになりません。

 赤ちゃんと見ていると分かりますが、言語習得の順番として、最初にインプットがあります。大量の言語を最初はじっと聞いています。そして、「あー」とか「うー」とか声の出し方の練習を始めます。その内に単語を一つずつ発音できるようになり、2語文、3語文と必要な簡単な文を一つずつ覚えて使い始めます。

 10歳以下の子供には「才能の逓減」という法則があり、環境に順応する能力があります。なので、小さな子供の場合は、海外の英語環境にいれるだけで、英語を話せるようになっていきます。

 しかし、大人はそうは行きません。

 でも、この言語習得の流れは、大人でも見習うべきです。

「聞く」→「話す」→「読む」→「書く」

学校では、この「聞く」「話す」を飛ばして、「読み書き」から始まってしまいます。

 実は、この順番が日本人が英語を苦手とする理由となっています。

 まずは、「聞く」と「話す」を最初にトレーニングをすべきです。

通常の学校教育では、この過程はほとんどトレーニングされていません。

この為、「読み書き」が出来ても、実際に話されている英語を聞き取れない、話せないという事になってしまいます。

 

聞くだけで話せるようになるという宣伝文句はよく聞きますが、赤ちゃんではないので、同じ様に聞いているだけでは話せるようにはなりません。

赤ちゃんの言語習得過程を真似して、大人用に調整する必要があります。

 そして、英語難民の方は学校英語で頭でっかちになっている状態を脱して、「知っている知識」を「使える技術」に変えていかなければなりません。

 もちろん、英会話入門者は足りない知識も補充していかなければなりません。

 日本の学校では、英語の理論は教えても、それらを活かせる英会話のトレーニングまではしてくれません。理論をいくら勉強しても英会話は話せるようになりません。

英語をよどみなく話すためには何が必要不可欠なのでしょう?日本の学校は学習指導要領に基づいた英語授業を実施していますが、いまだ旧態依然とした有様で、文法、読み、書きを個別に学習するだけの状態から抜け出せておらず、それらインプットされたモノをアウトプットする場さえ、非常に少ないというのが現状です。このアウトプットがなされないでは、いくら文法や読み書きをしても、英語で会話することは困難を極めます。アウトプットはつまるところ日々の練習です。トレーニングです。これはスポーツの技術習得過程と酷似しています。

例えば、バスケットの理論を机上で一生懸命勉強しても、スポーツの解説者のようにバスケットのゲームについて語ることは出来ますが、一緒にプレーをする事は出来ないと思います。学校で教えられる英語はゲームに対して解説出来る力を勉強しているようなものです。

実際にプレーで活躍するためには、何万回、何十万回にも及ぶ基礎トレーニングをして体の筋肉が自然に動くようになる必要となります。

ドリブル、パス、シュートなどの基礎練習を何万回、何十万回もして、頭で考える必要がないぐらいに体に染み込ませる必要があります。頭で考える前に、体が自然と動くところまで筋肉の動きを鍛える必要があります。

そして、理論的なことを頭で考える前に、体が自然に動くようになってはじめて、ゲームで活躍できる基礎力が付く事になります。

その上で、練習のゲームなどで、実際の場面で対応できるプレー感覚を養っていく必要があります。

このゲームをするまでの過程が学校英語ではスッポリ抜けていると言えます。

もちろん学習指導要領の問題点もあるわけですが、ここでは省きます。

この基礎練習には何が必要か?pc????

この疑問には、巷の様々な書籍(How to本の類)、講座、英会話スクールなどで魅力的な方法が述べられているのですが、普遍的な統一した見解が無く、それぞれがバラバラな事を教えている現状があります。

ゲームで活躍するためには、ドリブルだけ鍛えても駄目ですし、シュートだけ鍛えても駄目です。それぞれを一つずつ効果的に鍛えていき、それを練習のゲームで使いながら、さらに弱点を見つけてはゲームで使える精度に仕上げていく必要があります。

でも、実際にはドリブルの練習をしろとか、シュートの練習が大事だとか、ゲームをしていれば慣れて出来るようになるとか、バラバラで、実際のゲームでは偏った力しか発揮できないような教え方が多いと思います。

 英会話の基礎練習とは何か?

実際の練習のゲーム(オンラインレッスン)では何をしたら良いか?

 赤ちゃんの言語習得過程を参考にして、大人用に調整して、「知識としての英語」ではなく「使える技術としての英語」を手に入れるためには、どうしたらよいでしょうか?

 「夢の架け橋」では以下のトレーニングを推奨しています。

 (1)リスニング トレーニング

此方では、日本語回路では作られていない英語耳の筋肉を鍛えるトレーニングと英語を聞き取った後、日本語を挟まず英語を英語のまま理解するトレーニングをして、英語回路を作っていきます。

頭で考えるよりも耳と脳が自然と英語に反応して理解する事が出来るようになる基礎練習となります。

 1.英語の音素を把握するトレーニング

英語のニュースとかドラマ・映画などを字幕無しで聞いて理解できる人は相当上級者です。英語初心者・難民の日本人が英語を聞いた時に感じるのは、何を言っているのか全く分からないだけでなく、一つ一つの単語すら聞き取れていないことに気が付くでしょう。時々、知っている単語を聞き取れることはありますが、ほとんどの単語は聞き取れておらず、結果何が話されているか全く理解できないという結果となります。

原因の一つは、英語には日本語に無い音素が多く含まれているという理由があります。日本人として生まれ育った私達には日本語は聞き取れる能力が備わっていますが、英語の音を聞き分ける能力が備わっていません。

この状態で、いくら英語を聞き流していても、日本語で理解する前に英単語自体の多くを聞き取る事が出来ません。

日本の学校で行われているリスニング、英語を聞いて、日本語で理解するトレーニングをする前に、日本語に無い音の違いを把握する必要があります。

「R」と「L」、「S」と「TH」のような日本語に無い音の違いを聞き分けるトレーニングを発音練習とともにしていきます。

これによって、今まで聞き取れなかった英語の音を聞き取れたり、聞き分ける事が出来るようになっていきます。

 2. 英語にとって重要な最初の部分を聞き取るトレーニングScore du TOEIC, le test d'anglais international

英語の聞き流しをしていれば、自然と理解できると言われて信じる人が後を絶ちませんが、日本語回路が出来ている日本人の大人がどれだけ英語の聞き流しをしても英語が理解できるようにはなりません。

日本語と英語では語順が真逆と言って良いほど違っています。

日本語では、「昨日、近くの公園でテニスをしま・・・」となっている場合、「しました」と「しませんでした」では真逆との意味になってしまいます。

英語では、「I played tennis at the park near my house.」「I didn’t play tennis at the park near my house.」となります。

日本語では最後の部分に重要な部分が来ますが、英語では最初の部分に重要な部分が来ます。つまり、日本語では最後の方に注意を向けて聞いていないと意味が分からない事になりますが、英語では最初の部分に注意を向けて聞かないと意味が取れません。

日本語回路が出来ている私達は、英語を聞いてもすぐには反応できずに、耳が慣れるまでに時間がかかり、最初の部分を聞き落としたり、日本語で重要な最後の部分に注意がいってしまったりします。

英語耳を鍛えて、英語回路を作っていくためには、単なる聞き流しでなく、英語の最初の部分に意識して注意を向ける必要があります。その為に、英語の最初の部分を聞き取るトレーニングをします。具体的には最初の3語・5語のみの聞き取りトレーニングをしていきます。

 3.リンキングに慣れるトレーニング

学校では教えてくれないリンキングを知って、慣れてもらいます。

ネイティブが単語でなく、文章として発音する時に起きる音と音が繋がったり、音が消えたりする法則を知ってもらい、慣れてもらいます。

ネイティブが発音する英語では、「Did you」を学校で教えてもらったような発音「ディド ユー」という発音をしません。「ディジュ」と発音します。また、「on it」を「オン イット」でなく「オニッ」のように発音する法則がいくつもあります。

この法則を知っていないと、学校で習った英語の発音とネイティブの発音が全く違ったものに聞こえてしまい、簡単な単語ですら聞き取れません。

また、此方の発音も聞き取ってくれず、通じない事があります。

この法則を自分でも発音しながら英語口の筋肉、聞き取りのトレーニングでも、実際のネイティブ発音に慣れて英語耳の筋肉を鍛えてもらいます。

4.英文の単語数当てトレーニング

リンキングの法則を勉強しながら、数当てのトレーニングをしていきます。リンキングによって繋がったり、省略されている音声を把握するために、ネイティブが発音した文章の単語数を予測するトレーニングをしていきます。

これによって、日本人が聞き取れない文章の中の英単語を耳で聞いて、文章がいくつの単語で成り立っているか把握できるように英語耳の筋肉を鍛えていきます。

頭で考えなくても、自然と英語耳の筋肉が反応して、英単語が思い浮かぶようなトレーニングになります。

 5.英語耳の仕上げとしてディクテーションのトレーニング

さらに、数当てで慣れてきたら、聞き取れた単語を書いてもらいます。ここでは、日本語に訳して理解するよりも、英語の音を英語の単語として聞き取れることを重視していきます。

ここで、知ってもらいたいのは学校英語で習った英単語の発音は忘れて、英語ネイティブの発音に入れ替えていかなければなりません。

英語耳が頭で考える前に、自然と反応して英単語が思い浮かぶまでトレーニングをしていきます。

6.英語を英語のまま理解する為の英単語のイメージトレーニング

英語耳が鍛えられて、英単語が聞き取れるようになっても、単語の意味がイメージとして頭に浮かばなければ、意味の無い音声となってしまいます。意味を理解するためには、英語脳の筋肉を鍛えていく必要が出てきます。

日本人が日本語を理解するときに、「りんご」という発音を聞くと、「りんごのイメージ」が自然と浮かぶと思います。でも、英語の場合、「apple」という発音を聞くと、日本語の「りんご」という単語が思い浮かび、その後、「りんごのイメージ」が思い浮かぶと思います。

つまり、日本語の場合、「日本語」→「イメージ」となりますが、

英語の場合、「英語」→「日本語」→「イメージ」となってしまいます。

この流れだと、日本語が間に挟まって実際の会話のスピードにはついていけません。頭で英単語を日本語に訳してからイメージしていては、実際の会話では使えません。

そこで、英単語を聞いて、イメージに直接つなげるトレーニングが必要になります。

つまり、「英語」→「イメージ」です。

この英語脳の筋肉を作って、理解に必要な英語回路を作っていきます。

このトレーニングによって、日本語を挟まずに英語を英語のまま理解し、英語耳で聞き取れた単語を直接、脳の英語回路に入れて理解できるようになっていきます。

(2)スピーキング トレーニング

英語を話そうとしても、言いたい事を頭の中で、文法を気にしながら、日本語から英語に直していて、実際の言葉として出てくるまでに、とても時間がかかりませんか?また、英語を発音しようとしても、英語の発音に口が慣れていず、スムーズな英語の発音ができない事はありませんか?その為、相手をかなり待たせる事になり、会話が成立ちません。

此方では、文法を気にせず、英文が瞬時に出てくる英文を作る英語脳の筋肉と英語口の筋肉を作るトレーニングをして英語回路を作っていきます。

7. 語順感覚トレーニング(スラッシュリーディングのすすめ)

英語と日本語の語順の違いを感覚として掴んでもらいます。

あなたが「英語の達人、英語の専門家」になりたいなら、高度な英文法知識が必要です。しかし、外国人と同じ様に英語を聞いて理解したり、英語でコミュニケーションが取れたりするだけなら、難しい英文法は必要ありません。

あなたも日本語を話していて、文法を気にしながら話すことはないと思います。

特に日本人が会話で必要な文法とは、語順感覚です。ご存知のように英語と日本語とは語順が全く違っています。

英語を聞いていて、違和感を覚える語順感覚をトレーニングする必要があります。

手順としては、一つ一つの英単語の日本語の意味を英文に合わせて、前から順番に並べる。

一つ一つの単語の意味を前から順番に加えて日本語訳を作っていく。

そして英文の中の意味の塊を見つけて、スラッシュを入れていきます。

英文の順番通りにスラッシュ毎に、英文と日本語訳を順番に声を出して、音読していく。スラッシュリーディングによって、英語の語順のまま音声の中で意味を把握していく。

英語の語順どおりに日本語訳を繰返しする事で、日本語と英語の語順の違いの感覚を身に付ける。アウトプットの英語回路の基礎を作る作業です。

8.並べ替えトレーニング

英語の語順に慣れる為、語順感覚トレーニングの文章の並べ替えトレーニング。

英会話に必要だと思われる基本英文を英語の5文型を参考に、並べ替えが出来るようにトレーニングする事で、英語の語順を習得する。

文法を学ばなくても、基本的な5文型の英語の語順に慣れる事で英文が作れるようになる。

 9.音読&音読筆写トレーニング

並べ替えで使った基本文を音読&音読筆写トレーニング。

英語の語順感覚をさらにしっかりと英語脳に刻み込んで、英語回路を作っていくために、語順を覚えた文章を音読&音読筆写をしていく。

コマーシャルを口ずさむように、頭で考える前に、自然と口から流れ出るまで音読する。

回数としては、少なくとも80回は音読する。

音読は、ネイティブの録音を参考にして、同じ発音で、繰返し発音するリピーティングも取り入れる。

ネイティブ発音のように正確な発音が出来ているか、講師に確認してもらいます。

これらの文章は、効率よく暗記してもらうために、語彙力強化トレーニングで使うフラッシュバック法とエビングハウスの忘却曲線に基づいた復習法も使っていきます。

 10.写真説明、質疑応答トレーニング

音読、音読筆写などで得られた英語回路の土台を元に、写真を見て、英語で説明できる英作文力を作ると共に、講師に添削してもらう事で、ネイティブ感覚の英作文力を手に入れる。

また、講師が写真に対する質問をして、それに答える練習をする。

最初はyes,no質問から始め、5W,1Hを使った質問に答えるトレーニングをしていく。

次に、逆に生徒からの質問練習もする。

添削してもらった英文を講師に録音してもらい、見本の音声を繰返し音読して自分の表現とする。

 11.自己紹介トレーニング

英語でコミュニケーションを取る時、自分の事を話す事が必要です。しかし、実際の会話の中で、いきなり英語で説明しようとしても、単語が思い浮かばなかったり、表現に困る事が多いと思います。

事前に色々な話題でのコミュニケーションに使う英作文をして、講師に添削してもらいながら、コミュニケーションの練習をします。

自分の紹介ができるようになったら、講師に同じ話題での質問の練習をする。

表面的な質問だけでなく、話題を掘り下げていく事が出来るように、最初はyes,no質問から始め、5W,1Hを使った質問に答えるトレーニングをしていく。

逆に、相手と相互理解をする為に、生徒からの質問練習もする。

講師と自分とのコミュニケーションを文章として作成し、音声を録音して、音読する。

同じ話題が実際の場面で出た時に、一度同じ話題で話した事があるとスムーズに会話が出来ます。

 12. テーマを決めてのコミュニケーショントレーニング

自分の事だけではなく、様々な話題に対して、講師と生徒で意見交換をして、外国人とディスカッション、ディベートができる会話力を手に入れます。

質疑応答の中で、話題を掘り下げる会話力も作って、外国人と深く相互理解できる力を作っていきます。

 13.リピーティングトレーニング

講師が読見上げた文章をそのまま文章を見ずにリピートをします。

最初は、意味の塊となる文節毎のリピートをして、慣れてきたら、文章全体をリピートしていきます。

リピーティングは、聞いた音声を一度脳の言語野の短期記憶に入れて、それを思い出しながら口で発音する必要がありますが、日本語では割と楽に出来ますが、英語になるとこれが出来ない人が多いです。英語の音声に慣れていない人は、聞いた英語が言語野に入らずに、雑音として処理されてしまうからです。

スムーズな会話を英語でするためには、英語で聞いた音声を言語として捉えて、イメージとして、短期記憶する必要があります。

 14.語彙力強化トレーニング

学校英語などで単語帳などを使って、単語を単体で覚えるやり方では時間がかかり、努力の割りには成果が乏しいと思います。意味を覚えるのも時間が掛かりますし、単語の使い方も文章の中で覚えていかなければ、身に付きません。ある程度、英語が出来るようになった人が英文を作る過程で、どの単語をどの様に使うか迷う事がよくあります。これは、英単語を単体で暗記していった弊害といえます。

ここでは、英文の中での単語の使い方と効率の良い暗記が可能なフラッシュバック法という暗記法を使って、単語と共に文章全体を暗記していく方法を採ります。

また、ただ、暗記しただけでは、記憶は忘れていってしまいます。短期記憶を長期記憶に入れるために、エビングハウスの忘却曲線を参考に、数回の復習をして、効率的に暗記をしていきます。

 エビングハウスの研究では、1回復習しただけでも何も復習しないよりも忘れるのが半分も減ったという結果が出ています。もちろん、1回よりも複数回の復習の方が忘れる事が減ります。ただ何回もすればよいというわけではなく、ある程度の期間を置いての復習が効果的という結果も出ています。

 やり方としては、まず、一つの文の意味を把握します。日本語訳だけでなく、イメージとして全体を捉えて理解します。

そして、音読、音読筆写などをして、暗唱します。これだけでは余程繰り返してやらなければ、すぐに忘れてしまいます。

次に、文章の中から、覚えたい3つの単語と日本語訳を書き出しておきます。

そして、翌日その3つの単語を元に文章を思い出して、声に出して読んだり、読みながら書いてみましょう。3つの単語だけでは思い出せないときは、日本語訳を見て思い出しましょう。

作った文章が正解なら、OKです。

同じ3つの単語と日本語訳をカレンダーの1週間後に入れておき、1週間後に再度確認しましょう。

同じ様に文章が作る事が出来れば、OKです。出来なければ、再度、翌日、1週間後に確認します。

このように、翌日、その1週間後、さらに2週間後、そのさらに1ヶ月後に同様に復習をしていただきます。

  ※ 英会話初心者・英語難民から脱して、英会話の中級レベルになる為に必要なトレーニングをいくつかの項目に分けて、説明しました。更に上達していくためには、シャドーイング、精読、多読、英英辞典の活用などのトレーニングが必要となってきます。